テナント退去の完全ガイド!A工事B工事C工事について解説

2023年03月28日
ABC工事_完全ガイドタイトル

皆様は、A工事、B工事、C工事という工事の区分をご存知でしょうか。

テナントを借りている店舗オーナー様は知らないと退去の際にトラブルになってしまう可能性が高く、詳しく知れば知るほど、費用を抑えてスムーズにテナントの退去を終えられます。



本記事では、退去時のトラブルや不必要な出費を防げるようA工事、B工事、C工事それぞれについて解説していきます。


A工事、B工事、C工事とは?



住居と違い、テナント場合は必要な工事はすべてを貸主様(オーナー様)が手配・支払いをする訳ではなく、退去の際の原状回復は借主様に工事を行う義務が発生します。



そのため、誰が業者指定をして誰が支払いをするのかを明確にするために区分が分けられており、それがA工事、B工事、C工事です。

ここでは、A工事、B工事、C工事についてそれぞれ解説いたします。


A工事

A工事とは建物側(貸主)が業者指定を行い、建物側(貸主)が支払いを行います。

主な施工箇所・・・建物の構造や資産価値に関わる部分。共有部や1次側(建物側)の配管など  


B工事

B工事とは建物側(貸主)が業者指定を行い、テナント側(借主)が支払いを行います。

主な施工箇所・・・テナントの枠壁、空調設備、防災設備など  

C工事

C工事とはテナント側(貸主)が業者指定を行い、テナント側(借主)が支払いを行います。

主な施工箇所・・・テナント内の装飾や内壁天井、テナント側の給排水設備など


A工事、B工事、C工事について下記表にまとめましたので、ご覧ください。

発注

施工業者指定

支払

 




A工事

建物側(貸主)

建物側(貸主)

建物側(貸主)





B工事

建物側(貸主)

建物側(貸主)

テナント側(借主)





C工事

テナント側(借主)

テナント側(借主)

テナント側(借主)








注意すべきB工事



B工事は業者指定をするのが建物側(貸主)で支払いがテナント側(借主)なので、テナント側が安い業者を指定することができず、 一般的な費用よりもかなり高額な費用を請求されることがあり、想定の3倍程になることも良くあるようです。


発注前にビル側から『ここはB工事なのでこちらで手配しますね。』と言われ、契約した事後報告で請求書が届いて支払うしかない。となるのが最悪のケースです。


 手配する連絡が入った時点で発注する前に見積もりを確認させて欲しい旨を伝え、ご自身でも同じ内容でお見積りをとり値段交渉をすれば高額すぎるB工事を回避できる可能性があります。


高額なB工事見積もりが出ても泣き寝入りする必要はありません。

こちらでも幾つか見積もりを取得して、価格交渉は必ずすべきです。


もしくは、B工事をC工事にできないか交渉するのも手段の一つです。


C工事であればテナント側(借主)で業者指定をする事が出来ますので費用を抑えることができます。



A工事B工事C工事に関するご相談はBC工事削減.comへ!



いかがでしたか?

知らないと言わるままに支払ってしまいがちですが、高額な工事なので慎重に進めていきたいですよね。

相見積もりを取るなどは、ご自身でもできるかと思いますので、是非お試しください。


しかし、B工事をC工事に変更するなどの交渉は、実際に原状回復工事に入ってもらうプロの業者に交渉まで依頼するのがベストですが、そこまで対応しくれない業者が多いです。

BC工事削減.comは施工会社ですので、B工事の減額交渉や相見積もりの作成、B工事をC工事で対応させてもらえないかの交渉から施工、


最後の引き渡しの立ち合いまで対応いたします。


ご質問ベースでもお気軽にご相談ください。


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